2021/10/10 秋大会 3回戦目 vs目黒学院高校
ついに10月10日。秋大会3回戦目、目黒学院戦が行われました。
初戦に勝ってからの3週間、この試合に勝つために練習をしてきました。選手たちも一層気合いが入っています。
アップの時に降っていた雨もキックオフ5分前には完全に止み、雲の隙間からは青空が見えていました。
レフリーの笛の合図で試合開始。目黒学院のドロップキックで幕を開けました!
開始1分でペナルティで相手ボールに、2分もしないうちに1トライされてしまいました。明らかに今まで戦ってきた高校とはレベルが違い、強豪校だとわかってはいたもののいざその力を目の当たりにして戦慄しました、、
小平西はこの試合のためにアタックではなくディフェンスに目を向けて作戦を立てていました。しかし、こちらのやりたい事を全て知っているかのように阻止され続けてしまいました。
その後もずっと押され続け、小平西ボールになっても直ぐに相手ボールになってしまったりと試合の主導権は常に相手チームに。
ハーフタイムで1度チームの意見をまとめ直し、後半戦。
残り15分を切ったところでチームの1人が怪我。リザーブもいなく、14人で戦う事となりました。全力で戦っていたからこその怪我でした。
後半戦は体力的にも厳しく、部員が多い相手チームは選手の入れ替えをしているのに対し、全員が約1時間試合に出っぱなしなので盛り上げの声も前半に比べると無くなってしまいました。
前半と変わらず主導権は相手チームのまま試合終了。
[結果]
0-125 負け
流石強豪校、本当に強かったです。
まず大きな怪我人や新型コロナウイルス感染者が出ないまま、当日を迎えられた事が良かったです!
良い意味でこんなに引退試合感が無い引退試合は初めてです。終わった後の皆のやり切った感、全ての力を出して最後まで決して諦めずに戦っていました。
マネージャーとして水を渡しに行く際感じていたこと。それはやっぱり映像だけでは伝わらない、その場にいてこそわかるチームの雰囲気です。
まず、誰1人として暴言やネガティブな発言をする人がいませんでした。これは今までの試合でも同じでした。誰かが良いプレーをしていたら褒める、当たり前のことかもしれませんが試合中に仲間の良い所に気づき褒め合える関係というのは中々難しい事だと思います。
普段の試合と違うことがあります。それは皆の表情です。
何度トライを取られても全員の表情が明るく、落ち着いていました。
常に次の事を考えていて、どうしたら良くなるかをチームで共有し次に繋げようとする姿勢が表情に出ていたのです。
「楽しもう!」この言葉が常にチームトークの中にはありました。勝つことだけが全てではなく、この試合を楽しみ、思い出に残る試合にしようという事が本当に良く伝わってきました。
実際そうです。今までの3年間の試合の中で今日の試合が1番良い試合でした。
点数では負けてしまいましたが、試合中のチームの雰囲気は絶対に負けていないと断言出来ます。本当に最高の試合を最後に見せてくれました!!
今日で私達3年は引退です。
先輩後輩、先生や保護者の方。全ての関わってくれた人に恵まれ、3回戦まで来れました。
このラグビー部での3年間は長いようで短く感じます。
嬉しかったこと、楽しかったこと、悲しかったこと、辛かったこと。本当に沢山ありました。ラグビー部に入っていなかったら絶対に経験できなかったことばかりです。
私はラグビー部に入る前はラグビーの事は全く何も知りませんでした。ですが今ではラグビーが大好きです。高校受験の際に挫折し、高校では楽な部活に入って勉強を第1にしようと考えていました。が、ラグビー部に入部を決めてから、中学時代にはなかった本気で頑張りたいものができました。ラグビーについて猛勉強し、時には学校の勉強も疎かにしてしまう程のめり込みました。
ラグビー部に入ったからこそ失った大切なものももしかしたらあるかもしれません。しかし私はラグビー部に入ってたからこそ経験できたこの思い出が一生の宝物です。
1年生に戻っても、またラグビー部に入って高校生活を送りたいです。
小平西高校のラグビー部のマネージャーが出来て、大好きな皆と一緒に部活が出来て本当に幸せでした!!
最後になりますがいつも支えてくださっている保護者やOB.OGの方々、teamかずほの応援ありがとうございました!
花井先生、樋口先生、木村さん、武田さん。長い間指導してくださり本当にありがとうございました。
3年マネージャー 吉田菫